サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第10節のサウサンプトン対レスター・シティ戦が現地時間25日に行われ、アウェイのレスターが9-0の勝利を収めた。サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督の試合後のコメントをクラブ公式サイトや地元紙『デイリー・エコー』などが伝えている。
日本代表DF吉田麻也も先発で出場したサウサンプトンだが、レスターのFW2人にハットトリックを許すなどまさかの9失点。プレミアリーグ記録に並ぶ得点差での敗戦であり、サウサンプトンにとってもクラブワースト記録のスコアとなった。
「今日起こったことの全ての責任は私にある。とにかく非常に良くないパフォーマンスだった」とハーゼンヒュットル監督。「(前半12分の)レッドカードの後は全ての攻撃がゴールに繋がりそうだった。全く守れていなかった。こういう戦いをしてしまえば9失点も驚きではない」と試合を振り返った。
「私の人生の中でもこんな試合をしたことはないし、こんなことが起こると考えたことすらなかった。12年か13年の監督人生で初の経験だ」と述べつつ、「起こったことについて謝罪し、再び立ち上がらなければならない」と再起を誓っている。
衝撃的な貢献を目の当たりにしながらも応援を続けたサポーターには感謝の思いを表した。「試合終了までスタジアムにいてくれたファンのことを誇らしく思う。サウサンプトンのファンにとって見続けるのは易しいことではなかった」
ホームでの屈辱的大敗により、ハーゼンヒュットル監督の解任論が噴出するのは避けられない。だが『デイリー・エコー』は、クラブは継続性を重視し同監督を続投させる意向だと伝えている。
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