パラシュートでピッチに侵入した男【写真:Getty Images】
セリエA第8節、サッスオーロ対インテルの試合が現地時間20日に行われた。この試合中に上空からパラシュートで降下した男が、意図的にピッチ侵入したことを否定したと、22日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
事件が起きたのはインテルのロメル・ルカクがPKを蹴る直前。これまで、侵入者の多くはスタジアム内の警備をすり抜けてピッチ内まで駆け抜けてくるパターンが多かったが、今回は上空からパラシュートを使って降下してきたため警備員は見過ごすだけに。試合は一時中断したが、幸いにも選手たちに衝突することはなく怪我人は出なかった。
同メディアによると、その男にはスポーツイベントへの参加全面禁止処分が下されたという。ただ、男は「小さな緑の広場がスタジアムであることに気づかなかった」と、不時着した場所が偶然にも試合中のスタジアムだったと語っている。
ルカクとラウタロ・マルティネスの2ゴールにより、インテルは4-3の勝利をおさめた。第8節が終了した時点で7勝1敗の勝ち点21で2位につけており、首位のユベントスとは勝ち点差1の状況となっている。
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