フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠は、今季末までとなっている契約を延長してフランクフルトでのプレーを続行する可能性を示唆している。地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』のインタビューに語った。
2014年にフランクフルトに加入した長谷部は、昨季はリベロとして新境地を開拓してチームの躍進に大きく貢献。来年1月には36歳になるという“大ベテラン”の年齢に差し掛かっているが、今季もここまでリーグ戦全試合に先発フル出場するなど主力として活躍を続けている。
今後どれだけ現役生活を続けるかとの質問に対し、長谷部は「よく聞かれるけど、正確に答えることはできない。楽しむことができて、体がもつ限りは続けていく」と返答。「現時点では、全てのことがプレーを続ける方へ傾いている。いつもは11月や12月に(契約延長の)話をするので、これからです」と来季の契約延長への見通しを示した。
チーム戦術や自身のポジションも、今後のプレー期間に影響を及ぼすかもしれない。「今は3バックで戦っているけど、4バックで戦うことになったとすれば中盤でポジションを争いたい。そうなると全く違う。もっと走らなければならないので、ずっと続けられるかどうかは分からない」と長谷部は話している。
長谷部はまた、ベルギーへのレンタルから復帰して再びチームメートになった日本代表FW鎌田大地についてもコメント。2年前に加入した当初はフィジカル面の弱さなどから「うまくいくかどうか疑問に思っていた」と明かしつつ、「戻ってきてからは全く別の選手。自信をつけているし、成長ぶりには僕も正直言って驚いた」と語った。
鎌田は今季ブンデスリーガで7試合に出場してまた無得点。「ベルギーではたくさんゴールを決めていたが、ここではGKもよりレベルが高いし、不運な場面もあった。我慢強く待つべきだと思う」と今後への期待を口にしている。
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