ヴィッセル神戸対FC東京
ヴィッセル神戸のダビド・ビジャ(左)とFC東京のディエゴ・オリヴェイラ(右)【写真:Getty Images】
注目カード(明治安田生命J1リーグ)
ヴィッセル神戸対FC東京 10月19日 13:00
注目選手
FW:ダビド・ビジャ(神戸)
FW:ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
リーグ屈指の攻撃力を誇るヴィッセル神戸と悲願の明治安田生命J1リーグ制覇を狙うFC東京による一戦が、19日の13時にノエビアスタジアム神戸でキックオフを迎える。前回対戦時は神戸が1-0で勝利を収めているが、果たして今回はどうなるか。
神戸は前節、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦している。神戸は前半こそ1-2で折り返すなど粘り強く対応していたものの、後半に入ると守備が崩壊。MF森島司やMF川辺駿、FWドウグラス・ヴィエイラなどに得点を許し、FW古橋亨梧、FW田中順也の得点も虚しく2-6の完敗を喫している。
連勝が2でストップする形となった神戸は現在までに勝ち点35を稼ぎ9位につけている。しかし、J1参入プレーオフ出場圏の16位・サガン鳥栖との勝ち点差はわずか「4」となっており、まだまだ残留へは予断を許さない状況にある。ただ、リーグ戦6試合連続で複数得点を挙げることができているのはポジティブな要素であり、今節のFC東京戦でもそうした強みを発揮していきたいところだ。
そんな神戸と対戦するFC東京は前節、アウェイで下位に沈む鳥栖と対戦している。拮抗したゲーム展開の中、FC東京は49分にMF三田啓貴が先制弾をマークするなど流れを掴んだ。しかし、このまま勝利するかと思われた86分にFW豊田陽平にゴールネットを揺らされ追いつかれると、95分にはDF金井貢史に痛恨の勝ち越し弾を献上。金井の得点は直前にハンドを取られてもおかしくはなかったが、結果的に敵地で1-2と敗れることになった。
FC東京はこれでリーグ戦3試合未勝利。前節の鳥栖、前々節の松本山雅戦と下位相手に勝ち点を取りこぼし続けており、同3試合で挙げた得点はわずか「1」と攻撃陣が不調となっている。さらに、鳥栖戦の翌日に試合を行った鹿島アントラーズがセレッソ大阪に1-0で勝利を収めたため、FC東京は2位へ後退。悲願のリーグ制覇を狙う同チームは今が正念場と言っても過言ではないだろう。神戸戦でなんとか勝利をもぎ取り、上昇気流に乗りたいところだ。
神戸の注目選手はFWダビド・ビジャ。今季に同クラブへやってきた元スペイン代表ストライカーは、リーグ戦直近3試合で2得点をマーク中とさすがの存在感を示している。得点ランキングでも2位タイにつけるなど好調なのは明らかで、上位相手にもその力を発揮したいところだろう。
対するFC東京の注目選手はFWディエゴ・オリヴェイラ。同選手は現在、リーグ戦直近3試合でゴールから遠ざかっているものの、重要な一戦で力を発揮できる存在だ。ここ最近不調なチームを救い出すのはこの男に他ならない。同じく得点王の座を狙うビジャをここで一つ突き放しておきたいところだ。