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ブルガリア指揮官、ファン擁護から一転して謝罪「人種差別行為あった。心から謝る」

text by 編集部 photo by Getty Images

クラシミール・バラコフ
クラシミール・バラコフ監督【写真:Getty Images】

 ブルガリア代表を率いるクラシミール・バラコフ監督が、イングランド代表の選手に対するブルガリアファンの人種差別行為について謝罪した。16日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。

 EURO2020予選グループリーグA組、ブルガリア代表対イングランド代表の試合が現地時間14日に行われた。この試合中、ブルガリアファンが人種差別行為を意図するチャントを歌うなどして、28分と48分の2度に渡って試合が中断する場面があった。イングランドが試合放棄する可能性もあったが、最後まで試合は行われ、イングランドが6-0の勝利をおさめている。

 試合後、バラコフ監督は「もし、それが真実なら本当に申し訳ない。私にはそのようなチャントは聞こえなかった。レフリーがゲームを中断したのを確認した。でも非難される行動に関しては、ブルガリアサポーターの一部だけでなく、ブルガリア国家斉唱の時に笛を吹いたりしていたイングランド代表サポーターにも言えることだ」と語り、ブルガリアファンを擁護する姿勢を見せていた。

 しかし、一転してバラコフ監督は人種差別行為があったことを認めている。イングランドの選手たちに対し「ブルガリアには人種差別の問題はなかったというイングランド戦の私のコメントは、国内のリーグではそのような問題が大規模に見られなかったという事実に基づいている。個人的なケースかもしれないが、スタジアムで目にすることはなかった。ブルガリアファンの大部分はそのようなチャントに参加していない。イングランドとの試合でもそうだったと思う。私がはっきりと言いたいことは、あの場所では人種差別行為があったということ。イングランドの選手、そして気分を害した人々に心から謝罪したいと思う」と、謝罪のコメントを述べている。

【了】

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