日本代表は現地15日、2022年カタールワールドカップのアジア2次予選でタジキスタン代表に3-0の勝利を収めた。

　低調だったチームに引きずられるように、MF中島翔哉も精彩を欠く場面が散見された。抜群の瞬発力を生かしたターンなどで魅せる一方、不用意なボールロストが多く、奪われどころの悪さから守備にも影響が出てしまっていた。

　しかし、要所で仕事をするのが日本の10番。後半になって徐々に流れが良くなると、53分に左サイドからのクロスでMF南野拓実の先制ゴールをアシストした。

　右足の絶妙なクロスでタジキスタンの守備陣を棒立ちにさせた中島は、「自分はああいうアシストはよくしているので、あとは中にいいボールを上げるだけだった」と語る。そして「相手も頑張っていて、上手な選手も多くて、すごくいいチームだと思っていたので、ああいう形で先制点が取れてよかった」と重要な時間帯でのアシストを喜んだ。

　11月には再びワールドカップ予選のアウェイゲームで、キルギス代表と対戦する。「相手がどこであっても自分の最高の状態でプレーすることが個人的に一番大事だと思う」と述べた背番号10は、結果に直結するゴールやアシストで日本代表を初戦からの4連勝に導けるか。所属するポルトでの今後1ヶ月のパフォーマンスも非常に重要になるだろう。

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