ナポリのファビアン・ルイス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーはナポリのスペイン代表MFファビアン・ルイスの獲得に関心を示しているが、ナポリは同選手と新たな契約を結ぶことで引き留めを図ろうとしているという。スペイン紙『マルカ』、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
ベティスの下部組織からトップチームにデビューしたファビアンは2018年夏にナポリへ移籍。昨季はナポリで公式戦40試合に出場し、6月にはスペイン代表デビューも飾った。12日に行われたEURO2020予選のノルウェー戦でのパフォーマンスもスペインメディアに高く評価されている。
その活躍には母国のビッグクラブも注目しているようだ。中盤の補強を画策し、ポール・ポグバやクリスティアン・エリクセン、ドニー・ファン・デ・ベークなどへの関心が噂され続けているレアル・マドリーが、その新戦力候補のリストにファビアンも加えたと『マルカ』は伝えた。
ナポリとファビアンは2023年までの契約を結んでいる。『ガゼッタ』によれば、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は1億2000万ユーロ(約143億円)の契約解除金を設定した新たな契約を交わすことでファビアンの引き留めを図る考えだという。
いずれにしても、マドリーがファビアン獲得に向けてナポリと取引を行うとすれば非常に困難な交渉になると予想されている。マドリーのMFハメス・ロドリゲスのナポリ移籍に向けて今夏に行われた交渉が破談に終わる中で、両クラブの関係はきわめて険悪なものになったとのことだ。
【了】