ピッチに倒れ込んだダニエル・ジェームズ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属するウェールズ代表MFダニエル・ジェームズは、代表チームでの試合で頭を打って意識を失ったかに見えたが、ライアン・ギグス監督は「演技だった」とコメントしている。英紙『デイリー・メール』など複数メディアが伝えた。
ウェールズ代表は現地時間13日に行われたEURO2020予選の試合でクロアチア代表と対戦。ジェームズはこの試合の前半にピッチ中央付近での浮き球を競り合おうとして相手選手2人と交錯し、ピッチ上に倒れ込んだ。
映像では、転倒直後のジェームズはぐったりした様子で意識を失ったようにも見える。数秒後には腕を動かし、その後駆け寄ったメディカルスタッフによる処置を受けたあと、プレーを再開して90分間フル出場した。
脳震とうの疑いがあったとすればプレーを続けるべきではないが、選手本人のコメントによれば意識を失ってはいなかったという。「大丈夫だよ。頭にぶつかったとは思うけど、幸いノックアウトはされなかった」とジェームズは試合後に『スカイ・スポーツ』に話している。
一方ウェールズ代表のライアン・ギグス監督は、「ダニエル・ジェームズは転倒したあと少し演技をして倒れたままでいた。メディカルスタッフが対応し、ハーフタイムにもあらゆるチェックをしたが大丈夫だった」とコメント。プレー続行に問題はなかったと主張している。
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