PECズヴォレのファン・ウェルメスケルケン際【写真:Getty Images】
オランダ1部のPECズヴォレに所属するDFファン・ウェルメスケルケン・際は、来年開催される東京五輪に出場したいという意欲を口にしている。クラブ公式サイトが12日に同選手のコメントを伝えた。
昨季までオランダ2部でプレーしていたファン・ウェルメスケルケンは、今季から1部のズヴォレに移籍。開幕当初はなかなか出場機会を得られなかったが、その後レギュラーポジションをつかみ取り、エールディビジ第5節から5試合連続でフル出場を果たしている。
ズヴォレでチームメートとなったDF中山雄太はU-22日本代表でプレーし、来年の東京五輪出場を目指している。現在25歳のファン・ウェルメスケルケンは東京五輪世代の選手ではないが、オーバーエイジ枠での出場に意欲を示した。
「(五輪出場は)僕も含めて、多くのサッカー選手たちにとって夢です。オリンピックに向けて良いウイングバックが必要になって、僕をオプションとして考えてくれることを願っています」とファン・ウェルメスケルケンは話している。
チームメートの中山が代表候補であることも後押しになると期待している。「日本サッカー協会は雄太を見るためによくズヴォレに来ていますので、僕の試合も見てくれています。僕に目を留めてほしいと思っていますが、そのためにもまずはズヴォレで自分の力を証明しなければいけません」
ファン・ウェルメスケルケンは2016年トゥーロン国際大会などでU-23日本代表としてプレーした経験がある。「若い日本代表で素晴らしい試合ができて、より良い選手になれたと思います。あの経験がなければ今このレベルでプレーしていなかったと思います」と当時のことを振り返っている。
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