子供たちと記念撮影をする日本代表の選手たち【写真:舩木渉】
日本代表は現地12日、タジキスタンの首都ドゥシャンベ市内で練習を行なった。
15日には2022年カタールワールドカップアジア2次予選のタジキスタン戦に臨む日本代表。この日の練習は試合会場となるスタジアムで、地元のタジキスタン人や同国在住の日本人らが見守る中で行われた。
長時間の移動を経て前日に到着したばかりということもあり、練習は軽め。DF吉田麻也とDF長友佑都はコンディション調整のために宿舎でのトレーニングとなり、10日のモンゴル戦に先発出場したDF酒井宏樹、MF遠藤航、MF柴崎岳、MF南野拓実、MF伊東純也、MF中島翔哉、FW永井謙佑のフィールtップレーヤー7人はランニングなどでリカバリーに努めた。
GK3人を含む残りの14人はディフェンスを置かない11対0などをこなし、1時間ほどで全体練習が終了。居残りでシュート練習に励む選手もいたが、やはり軽めの調整となった。
練習前にはタジキスタン在住の日本人の子供たちと森保一監督が戯れる姿や、記念撮影時には遠藤やGK川島永嗣がパパとしての一面を見せるなど、全体的に和やかなムードが漂っていた。一方、練習に駆けつけたタジキスタン人たちは、日本のサッカーのことをよく知っている。
彼らの口からは中島や長友、MF久保建英、今回は招集されていないFW大迫勇也などの名前がスラスラ出てきた。小学生くらいの子供が「南野はリバプールに行くの? 酒井もいい選手。マルセイユでプレーしているよね」と声をかけてくることもあった。他にドゥシャンベの大学で日本語を学ぶ学生たちもおり、街中の告知の大きさなどから見ても試合への注目度は高そうだ。
日本代表はこの後、13日と14日もドゥシャンベ市内で練習を行い、15日の試合に備える。
(取材・文:舩木渉【タジキスタン】)
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