バルセロナのアンス・ファティ【写真:Getty Images】
スペイン代表のロベルト・モレノ監督は、バルセロナに所属する16歳のFWアンス・ファティを来年のEURO2020本大会に招集する可能性を示唆している。スペイン紙『アス』などが同監督のコメントを伝えた。
今季16歳でバルサのトップチームにデビューしてセンセーションを巻き起こしたアンス・ファティ。ギニアビサウにルーツを持つがスペイン代表でのプレーを希望し、スペイン国籍取得の手続きを完了させた。その後国際サッカー連盟(FIFA)からの許可も得られ、スペイン代表でのプレーが正式に可能となった。
年齢的には今月から開催されるU-17ワールドカップに出場することも可能だったが、“飛び級”でU-21代表に招集されることが11日に発表された。同じバルサのFWカルレス・ペレスが負傷で離脱した穴を埋める形の追加招集となる。
モレノ監督はアンス・ファティのU-21代表入りを喜びつつ、「A代表の予備リストにも入っていた」とコメント。「席が空いた時に招集するのは良い決断だと思う」と話している。
来年には17歳でEURO本大会に出場するチャンスもあるかもしれない。「来夏のEUROに参加する可能性は排除しない。バルサで活躍し、ゴールを決め、前進を続けていけば行くことになるかもしれない」と指揮官は見通しを示した。
スペイン代表はEURO2020の予選F組でここまで6戦6勝を収めグループ首位。現地時間12日に行われるノルウェー戦に勝利すれば、他チームの結果次第で本大会出場が決定する。
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