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日本代表・南野拓実は止められない。現体制最多の8得点、欧州王者から奪ったゴールの衝撃

text by 編集部 photo by Getty Images
南野拓実
日本代表の南野拓実【写真:田中伸弥】

【日本 6-0 モンゴル カタールワールドカップ・アジア2次予選 第2節】

 2022年カタールワールドカップのアジア2次予選が10日に行われ、日本代表がモンゴル代表に6-0の完勝を収めた。この試合に先発出場したMF南野拓実は先制点を挙げている。

 右サイドを抜け出した伊東純也がクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだ南野がヘディングシュート。日本代表が22分に先制に成功した。

 先制点を挙げた南野拓実は、9月のパラグアイ戦、ミャンマー戦に続く3試合連続ゴールをマーク。森保一監督就任後、7得点の大迫勇也上回り、チーム最多となる8得点を挙げている。

 日本代表のトップスコアラーは今季、所属クラブでも好調だ。公式戦を通じて11試合に出場して6得点8アシストをマークしている。

 4-4-2を基本システムとするザルツブルクで南野は、主に2列目の攻撃的MFを務める。ザルツブルクは攻撃時に2列目がサイドに張ることは少ないため、日本代表と同じようなエリアでプレーすることが多い。

 UEFAチャンピオンズリーグでは、特筆すべき活躍を見せた。初めて欧州最高峰の舞台を踏んだ南野は第1節のヘンク戦に先発すると、2アシストをマークしてチームの大勝に貢献。さらに、敵地アンフィールドに乗り込んだリバプール戦で、欧州王者を相手に爪痕を残した。

 この試合でザルツブルクは3点を先行されたものの、55分に南野が放ったボレーシュートを決める。さらに5分後にFWアーリング・ハーランドの同点ゴールをおぜん立てした。

 試合は惜しくも3-4で敗れたが、1得点1アシストの南野はCL第2節のベストイレブンに選出。リバプールが獲得に関心を示しているという報道が出るほど、欧州にインパクトを残している。

 当時19歳だった2015年2月に、セレッソ大阪からオーストリアのザルツブルクに渡り、在籍6季目を迎えた。有望な若手が多数在籍するチームにおいて、アタッカー陣では最年長となる南野は、日本代表とザルツブルクの両方に置いて、欠かせない存在となっている。

【了】

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