バルセロナのアンス・ファティ【写真:Getty Images】
今月26日から開幕するFIFA U-17ワールドカップ2019に向けたU-17スペイン代表メンバーが9日に発表されたが、メンバー入りが注目されていたバルセロナのFWアンス・ファティは選出されなかった。スペイン紙『アス』などが伝えている。
現在16歳のアンス・ファティは、年齢的にはU-17ワールドカップに出場することも可能。招集されれば大会の目玉選手となることが見込まれる一方で、バルサにとっては痛手となることも予想されていたが、スペインサッカー連盟は同選手を招集しない決断を下した。「彼はより上のカテゴリで勝負するべき選手だと考えた」とU-17スペイン代表のダビド・ゴルド監督は説明している。
アンス・ファティは今季バルサのトップチームにデビューし、クラブ史上最年少ゴールを挙げるなどの活躍で注目を集めた。ギニアビサウにルーツを持つが、スペイン代表でのプレーを希望し、スペイン国籍取得の手続きを完了させている。
A代表への招集も噂されていたが、今月4日に発表されたメンバーには含まれず。ロベルト・モレノ監督はアンス・ファティを代表候補と考えていることは認めつつ、国際サッカー連盟(FIFA)からの許可が得られていないという手続き上の問題のため外したと説明していた。
FIFAからの許可は今週には下りると見込まれており、招集されればU-17ワールドカップには間に合う見通しだった。11月以降にはA代表、あるいはU-21代表に招集されることになるかもしれない。
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