サンパウロのダニエウ・アウベス【写真:Getty Images】
ブラジル全国選手権1部の試合で、コーナーフラッグに群がった大量のミツバチが選手にも襲いかかり、試合が一時中断される事態となった。ブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えている。
珍事が発生した試合は現地時間5日に行われたサンパウロ対フォルタレーザ戦。前半25分にサンパウロのブラジル代表DFダニエウ・アウベスがCKを蹴ろうとしたところで、首の後ろを押さえて痛みを訴えた。コーナーフラッグには大量のミツバチが群がっており、その1匹に刺されたとみられる。
事態の解決に名乗りを挙げたのはフォルタレーザのDFジャクソン。慎重に近づいてコーナーフラッグを抜き取ると、めくり上げたユニフォームを頭にかぶってハチを防ぎつつ、フラッグをゴール裏に放り投げた。新たなフラッグが設置されてプレーが再開されるまで、試合は約5分間中断された。
ブラジルでは今年8月にも、フォルタレーザ対インテルナシオナウ戦の開始前にコーナーフラッグにミツバチが群がり、キックオフが約19分遅延するトラブルが発生していた。
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