ビデオ・アシスタント・レフェリー【写真:Getty Images】
スペイン1部のレガネスは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の動作不良により不利を被ったとして、再試合の開催を要求する姿勢を示した。スペイン紙『アス』などが伝えている。
レガネスは現地時間5日に行われたリーガエスパニョーラ第8節の試合でレバンテと対戦。前半終了間際の44分、レガネスのDFディミトリス・シオバスがレバンテのFWロヘル・マルティを倒したとの判定で、レバンテにPKが与えられた。
この際、主審とビデオルームとの間の通信に問題が生じたとされている。第四審判が携帯電話を用いてVARの判断を主審に伝えたようだ。結局PKは認められてレバンテが先制し、後半には両チームが1点ずつを奪い合って2-1でレバンテが勝利を収めた。
レガネスのビクトリア・パボン会長は試合後に会見を開き、不満を訴えた。「非常に深刻なことが起こった。エリア外でのファウルにPKが与えられただけでなく、VARが正しく機能しなかった」と同会長は主張。レガネスはPKの時点からの再試合開催を要求する考えとのことだ。
これに対しスペインサッカー連盟(RFEF)は、VARの動作不良を否定する声明を出した。「当該の試合においてVARに技術的問題は一切なかった」として、パボン会長の主張やメディア報道は「全面的に間違った発言や情報」だと述べている。
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