サンフレッチェ広島【写真:Getty Images】
【サンフレッチェ広島 6-2 ヴィッセル神戸 J1第28節】
明治安田生命J1リーグ第28節のサンフレッチェ広島対ヴィッセル神戸戦が5日に行われ、ホームの広島が6-2で勝利を収めた。
神戸は前節に続いて元バルセロナの4人が先発に顔を揃えたが、開始わずか5分で先制点を奪ったのはホームの広島。左サイドからエリア内に侵入した森島司がマイナスのボールを落とし、稲垣祥がGKに触られながらも強烈なシュートでニアを撃ち抜いた。
神戸もダビド・ビジャのシュートなどで広島ゴールを脅かしたあと、19分にはそのビジャがアシスト役に転じて同点に追いつく。ビジャがライン裏へ送った絶妙な浮き球パスに古橋亨梧が反応し、ワントラップからGKの左を抜くシュートを流し込んだ。
だが39分にはドウグラス・ヴィエイラが抜け出して折り返したボールに再び稲垣が合わせて広島に勝ち越しのゴール。その2分後には青山敏弘のシュートをトーマス・フェルマーレンが腕でブロックして広島にPKが与えられたが、D・ヴィエイラのシュートはGK飯倉大樹に阻まれ追加点はならなかった。
後半も見応えある攻防が繰り広げられる中、次に試合が動いたのは65分。D・ヴィエイラがゴール前に抜け出そうとした決定機を大崎玲央が背後からのファウルで止めてしまい、一発レッドで退場に。このプレーで得たFKから森島がゴール左隅へ鮮やかなシュートを突き刺して広島が3-1とした。
数的不利に追い込まれながらも諦めない神戸は77分、アンドレス・イニエスタからの鋭い縦パスを受けた交代出場の田中順也が1点を返す。だが広島は84分、森島のパスから最後は川辺駿が決めて2点差を取り戻した。
90分には広島の波状攻撃からD・ヴィエイラが押し込んで5点目。さらに再開直後のプレーでゴール前を飛び出した飯倉がボールを失い、森島が無人のゴールへ6点目のシュートを送り込んだ。今季最多の6点を奪った広島は公式戦6試合ぶりとなる白星で、暫定4位に順位を上げている。
【得点者】
5分 1-0 稲垣祥(広島)
19分 1-1 古橋亨梧(神戸)
39分 2-1 稲垣祥(広島)
66分 3-1 森島司(広島)
77分 3-2 田中順也(神戸)
84分 4-2 川辺駿(広島)
90分 5-2 ドウグラス・ヴィエイラ(広島)
90+2分 6-2 森島司(広島)
【了】