ポルトガル1部のポルティモネンセに所属するGK権田修一は、来週7日に始まる日本代表合宿への参加を前に公式戦出場のチャンスがありそうだ。

　ポルティモネンセは現地5日にタッサ・ダ・リーガ（ポルトガルリーグカップ）のグループリーグ第2戦でリオ・アヴェと対戦する予定となっている。リーグ戦ではわずかに1勝と苦しい戦いが続くポルティモネンセだが、タッサ・ダ・リーガの初戦はジル・ヴィセンテに2-1で勝利を収めていた。

　その試合に先発出場してゴールマウスを守っていたのが権田だった。ポルトガル紙『ア・ボラ』は5日のリオ・アヴェ戦を「絶好のテストの機会」とし、前節勝利したチームを大きくいじることなく「権田に賭けるべき」と論じた。

　昨季のリーグ最終節でポルティモネンセでの公式戦デビューを飾った権田は、今季もリーグ戦ではリカルド・フェレイラの控えに甘んじている。しかし、「今季、本拠地でデビューした日本代表GK権田は、リオ・アヴェ戦で守護神に選ばれるべき」とまで言われたチャンスを逃すわけにはいかない。

　もし勝利に貢献することができれば、定位置奪取に向けて大きなアピールとなるはずだ。そして日本代表での活動にも重要な後押しとなるに違いない。5日の試合でポルティモネンセのアントニオ・フォーリャ監督がどんな決断を下すか注目だ。

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