64位:チーム最古参の男
トーマス・ミュラーの能力値や昨季リーグ戦結果、市場価値など【写真:Getty Images】
MF:トーマス・ミュラー(元ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1989年9月13日(30歳)
昨季リーグ戦成績:32試合6得点12アシスト
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
MFフランク・リベリが退団したことにより、バイエルンの最古参となったMFトーマス・ミュラーは今季で12年目を迎えた。長年チームを支え続けてきたミュラーは今でも主力のメンバーの一人だ。
ミュラーの武器は抜群の攻撃センスにある。AMF、CF、RWGと攻撃的なポジションならどこでもこなすことが出来る。それが可能なのもIQが高いからだろう。どのポジションでも自分の役割を果たすことが出来るのは、自分がチーム内で置かれている立場や役割を正しく理解しているからだろう。またパスセンスも兼ね備えているため、昨シーズンは12アシストをマークしている。点を決めるだけでなくお膳立ても出来る万能型でもあるのだ。年齢とともに、以前ほどの得点力は見られなくなり能力も下降気味であるが故に「この順位まで」落ちたという印象だ。
ミュラーはムードメーカとしての一面も持っており、ピッチ内外でリーダーシップの取れる選手だ。バイエルンの一時代を築いた最古参のミュラーがどのようにチームを引っ張ってくれるのだろうか。
63位:職人気質のMF
セルヒオ・ブスケッツの能力値や昨季リーグ戦結果、市場価値など【写真:Getty Images】
MF:セルヒオ・ブスケッツ(スペイン代表/バルセロナ)
生年月日:1988年7月16日(31歳)
昨季リーグ戦成績:35試合0得点1アシスト
市場価格:5000万ユーロ(約60億円)
バルセロナでひたすらDMFのポジションをこなしている職人MFセルヒオ・ブスケッツ。試合を読む能力は素晴らしく、高い守備とパスセンスを武器にチームに貢献している。
ブスケッツは高い守備力とパスセンスを武器に持つ。中でもパスのセンスはピカイチで的確に相手のスキを突いたパスを供給する。その仕事ぶりが目立つことは少ないが、バルセロナのビルドアップを支えているのはブスケッツと言っても良いだろう。守備においては自分の近くにいる選手をあえてフリーな状態にして、そこにパスが出た瞬間に一気に寄せてパスをカット。時には自分のマークを捨ててボールを奪いに行く姿勢も見せる。これが出来るのも高いIQを有しているからだ。一方でブスケッツはスピードで評価される選手ではないが、このランキングではそのスピードがマイナスとなり大きく順位を下げてしまった。
バルセロナで長年代えの効かない選手として活躍してきたが、今季はまさかの開幕スタメン落ち。期待の星MFフレンキー・デ・ヨングの加入もあり序列は徐々に下がっていくと思われる。ブスケッツにとってこれまでにないシーズンになりそうだ。