バルセロナのアンス・ファティ【写真:Getty Images】
バルセロナに所属する16歳FWアンス・ファティがスペイン代表に招集される可能性があるようだ。スペイン紙『アス』など複数のメディアが報じている。
ギニアビサウ出身のファティは、幼少期にスペインへ移住。セビージャの下部組織で成長したのち、2012年にバルセロナの選手となった。その後、クラブ史上2番目の早さでトップデビューを飾ると、クラブ史上最年少ゴールを記録。世界中を驚かせている。
そんなファティは先月、スペインに住んで10年が経ち、国から市民権を与えられたと英メディア『BBC』などが報じていた。
今回、ファティをスペインA代表でプレーさせたい背景にはポルトガルの存在があるようだ。ファティはポルトガル代表としてプレー出来る可能性も残っている事からスペインとしては1試合でもA代表でプレーさせる事でポルトガル代表としてプレーする権利をなくしたいとの思惑があると考えられる。
なお、『アス』によるとスペイン代表を指揮するロベルト・モレノ監督はファティを今後の試合に招集する意向を持っていると伝えている。なお現在のファティは膝の怪我の為に戦列を離れている。ちなみに、スペインは今月12日にノルウェー代表、15日にはスウェーデン代表、11月15日にはマルタ代表そして同月18日にはルーマニア代表と対戦する。
果たして年内にファティがスペイン代表としてプレーする機会が訪れる事があるのだろうか。
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