マイケル・オーウェン氏【写真:Getty Images】
元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏が、今季から導入されている選手交代の新ルールに苦言を呈した。自身のSNSで問題点を指摘している。
国際サッカー評議会(IFAB)は今年夏にルールの改正を行った。そのうちの一つが、「交代する選手は最も近いタッチラインからピッチを出なければいけない」というものだ。
この新ルールは、選手交代による時間の浪費を防ぐ目的がある。リードしているチームが選手交代に時間をかけることは多いが、これによりリスタートが早くなるはず。ただ、オーウェン氏は下がった選手にとって良いルールではないと主張した。
同氏は「交代選手が最も近いところから出るという新ルールは廃止すべきだ」と投稿。「罵声を浴び、物を投げつけられるようなところを選手に歩かせることを強いるなんてジョークだよ」と述べている。
トップレベルでのプレーを経験してきたオーウェン氏。FWというポジション柄、途中交代となるケースも多かっただけに、その危険性は肌身で感じてきたに違いない。
現行のルールでは「主審から指示があったときのみ」、近くではないラインからの交代が認められる。レフェリーの柔軟な対応も必要になりそうだ。
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