B評価
B評価はインテル、トッテナム、レアル・マドリー、ナポリ【写真:Getty Images】
インテル
各ポジションに穴のない陣容が完成し、リーグ戦ではスクデット獲得、CLでも最低ベスト8入りは狙えると言ってもいいだろう。ただ、CLグループリーグ第1節のスラヴィア・プラハ戦でも見受けられた通り、格下相手にチャンスを作りながらも点が取れないという昨季からの課題は未だ残っている印象。この辺りの改善、そしてコンテ・スタイルの早めの浸透が今季の運命を占うことになるはずだ。
レアル・マドリー
新加入選手は負傷で出遅れたが、昨季の主力選手はおおむね残留を果たしており、層は2018/19シーズンと比べても厚くなったと言えるだろう。また、放出濃厚と思われていたハメス・ロドリゲスとガレス・ベイルの復調も追い風となるはずで、攻撃陣はやはり豪華と言える。不安はカゼミーロのバックアッパー不在。ブラジル人MFの負担を減らすためにも解決策を見出したいところだが、ここはジネディーヌ・ジダン監督の手腕が試されることとなりそうだ。
トッテナム
昨季は補強を行わなかったトッテナムだが、今夏はエンドンベレ、ロ・チェルソ、セセニョンといった実力者を的確に補強。移籍が噂されたエリクセンも残留を果たしており、選手層は2018/19シーズンと比べても厚くなったと言える。ただ、マンチェスター・シティやリバプールよりは戦力的に劣っているのは明らかで、プレミアリーグ制覇は現実的に厳しいか。チャンピオンズリーグでもベスト8入りを果たせれば合格点。
ナポリ
即戦力級の新加入選手を加え、昨季の主力も軒並み残留。リーグ戦はもちろんのこと、CLでも十分に戦えるチームが完成している。アンチェロッティ監督体制2年目ということで戦術の熟成も十分なはずで、期待は高まるばかりである。打倒ユベントスへ。ナポリは恐ろしい存在になるか。