A評価
A評価はリバプール、パリ・サンジェルマン、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、アトレティコ・マドリー【写真:Getty Images】
リバプール
今夏の派手な補強はなく、主力は昨季とまったく変わらない。もちろん、チームの完成度、質ともに非常に高く、悲願のプレミアリーグ初制覇にチャンピオンズリーグ連覇といった目標達成は十分可能である。懸念点はやはり3トップのバックアッパー不在。リーグ、CL、国内カップ戦、そしてFIFAクラブワールドカップを戦わなければならない今季は、彼らの疲労がより溜まっていくのは明らか。このあたりをどう乗り越えるのかはクロップ監督の手腕に期待したい。
パリ・サンジェルマン
充実な補強を行ったことで陣容は豪華だと言えるだろう。国内での優勝はマストであり、CLでもベスト4入りは果たしたいところだ。ただ、懸念点はネイマール&イカルディのトラブルメーカー二人。彼らの行動や言動はクラブを大きく揺るがす可能性も高く、様々な場面で影響を及ぼすかもしれない。クラブ、そしてトゥヘルが彼らをどうまとめ上げるかに期待が懸かる。
バルセロナ
メッシ、スアレス、ブスケツといった、替えの利かない選手たちが30代に差し掛かり、過渡期を迎えている。16歳のファティだけでなく、若い選手の活躍がかみ合えば、複数のコンペティションを勝ち抜いていけるだろう。
アトレティコ・マドリー
新戦力が並ぶDFラインは、選手層という意味では不安が垣間見える。そこはシメオネの手腕次第とも言えるが、3連覇を狙うバルセロナの対抗馬としては十分な戦力を揃えたと言えるのではないだろうか。
バイエルン・ミュンヘン
ブンデスリーガにおいては、優勝候補の再有翼であることは間違いない。ただ、欧州の覇権を奪還するためには、新たなスターが必要になるだろう。