鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】
【鹿島アントラーズ 1-1 北海道コンサドーレ札幌 J1第27節】
明治安田生命J1リーグ第27節の鹿島アントラーズ対北海道コンサドーレ札幌戦が28日に行われ、1-1の引き分けに終わった。
鹿島は前節FC東京との上位対決に勝利を収め、勝ち点差をわずか1にまで縮めた。この試合で引き分け以上なら暫定首位に浮上し、29日に試合を行うFC東京に大きなプレッシャーをかけることが可能となる。
だが先手を取ったのはアウェイの札幌。前半11分、右サイドの白井康介からの低いクロスをチャナティップがスルーし、中央で合わせた進藤亮佑が右足ダイレクトでゴール右隅に蹴り込んだ。
前半のうちにレオ・シルバを負傷で失うアクシデントにも見舞われた鹿島は、上田綺世のシュートなどでチャンスもあったが同点ならず。札幌が1点リードで前半を折り返す。
しかし後半の早い時間帯に鹿島に同点ゴールが生まれた。何度か札幌守備陣に奪われかけながらも粘り強くボールを繋いで相手陣内を攻め上がり、最後はセルジーニョがGKク・ソンユンの頭上を抜く右足ループシュートを決めて同点に。
69分には福森晃斗のクロスに合わせたアンデルソン・ロペスのシュートが右ポスト内側を叩いて札幌は惜しくも勝ち越しならず。鹿島も終盤にいくつかあったチャンスを決められず、1-1のドローに終わった。
白星は逃した鹿島だが、公式戦12試合負けなしで勝ち点1を加え、FC東京を得失点差で抑えての暫定首位に浮上。FC東京は29日にアウェイで松本山雅FCと対戦する。
【得点者】
11分 0-1 進藤亮佑(札幌)
50分 1-1 セルジーニョ(鹿島)
【了】