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板倉滉、耐えた半年間…今季はフル出場続けるも「気が抜けない状態。毎回の練習が勝負」

text by 編集部 photo by Getty Images

板倉滉
板倉滉【写真:Getty Images】

 エールディビジ第4節、PSV対フローニンゲンの試合が現地時間25日に行われた。フローニンゲンは1-3の敗戦を喫している。試合後、フローニンゲンに所属する板倉滉が取材に答えた。

 試合を振り返り「初めてのPSV戦でしたが、立ち上がりから個々の能力が全然違うなと感じました。スピード感だったり、うまさの違いを立ち上がりの時点から感じていたので、いつも以上に集中して先に先に準備しておかないとだめだなと早い段階で気づきました。後半に入り、自分たちの時間帯も増えて、自分たちがボールを持って、やりたいサッカーもできたと思いますが、結果をみたら1-3…。本当にそこだけだなというか。本当に嫌なときに相手は点を取ってくる。(逆に)自分たちの流れがあるときになかなか点を取れない。最後はああやって1失点してしまうというのは、本当に結果だけ見れば試合運びもさすがというか、うまいなと感じました」と語り、手応えはあったものの、結果がついてこなかったことを明かしている。

 PSVの堂安律がフル出場を果たしていたが「いやもう本当に。律はフローニンゲンで2年間活躍して、こうやってステップアップして。本当に負けたくなかったってうのが正直な気持ちですけど。実際にこうやって戦うことができたということは素直に嬉しいと思うし、今日放送されるっていうことも聞いていたので、それを日本のみなさんに見てもらえたということも良かったと思うし。また次、やる機会が絶対あると思うので、その時はフローニンゲンが勝てるのかなと思います」とコメントし、負けたことで悔しさを滲ませている。

 フローニンゲンに加入した当初は、なかなか出場機会を得られなかった板倉。しかし、今季はフル出場を続けている。その耐えた半年間について板倉は「もう今は、あの半年間はすごいポジティブに捉えています。もちろんなかなか出れなかったですけど、練習からバチバチやっていましたし、どうにか出てやろうっていう気持ちで練習をやっていたので、それを少し見てもらえて、結果がこうやって試合に出れていると思います。ただ本当に、今も気が抜けない状態ですし、毎回の練習が勝負だと思っているので、そこは引き続きやっていきたいなという風に思います」とし、気を引き締めている様子を見せた。

(取材:本田千尋、文・構成:編集部)

【了】

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