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バイエルン、ドイツ代表への選手提供をボイコット!? 「ノイアーが先発落ちなら…」

text by 編集部 photo by Getty Images

マヌエル・ノイアー
マヌエル・ノイアー【写真:Getty Images】

 バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス会長は、同クラブ所属のGKマヌエル・ノイアーがドイツ代表のレギュラーを外されたとすれば、代表チームへの選手提供を拒否するという姿勢を姿勢を示した。独紙『ビルト』が伝えている。

 長年にわたってバイエルンとドイツ代表の正守護神に君臨してきたノイアーだが、バルセロナのレギュラーであるGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンとのポジション争いがここのところ話題となっている。今月行われたEURO2020予選の2試合でも先発したのはノイアーだったが、テア・シュテーゲンは欠場への落胆をあらわにし、ポジションを争う姿勢を明確にしていた。

 ヘーネス会長は、ノイアーの絶対的守護神の座が脅かされることを受け入れる気はないようだ。テア・シュテーゲンがレギュラーの座を奪う状況となった場合、「もしそうなれば我々はこれ以上選手たちを代表チームに送ることはない」と述べ、ドイツサッカー連盟(DFB)にもその意志を伝えたとされている。

 ブンデスリーガ7連覇中のバイエルンに所属する選手たちは、ドイツ代表においても重要な部分を占める。9月の試合でもノイアーのほか、DFニクラス・ジューレ、MFヨシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカ、セルジュ・ニャブリがバイエルンから招集されていた。

 しかし、国際マッチデーに行われる代表チームの試合に所属クラブが選手を送り出すことは国際サッカー連盟(FIFA)により義務付けられている。ヘーネス会長の主張する理由での招集拒否が認められるとは考えにくい。

【了】

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