バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)による年間最優秀選手に選ばれたバルセロナのFWリオネル・メッシだが、バロンドールとの“ダブル受賞”に向けた見通しは厳しいかもしれない。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
メッシは現地時間23日に行われたFIFA「ザ・ベスト」表彰式で史上最多の6回目となる年間最優秀賞を受賞。投票ではランキングポイント46点を獲得し、リバプールのDFフィルジル・ファン・ダイク(38点)とユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド(36点)を抑えた。
12月に発表されるバロンドールでも、この3人は有力な候補となりそうだ。だがFIFAにより公表された投票内訳を分析すると、メッシはバロンドールの最有力候補ではないという見方をスペイン紙は伝えた。
FIFA年間最優秀選手は、加盟各国の代表監督と代表キャプテン、メディア、ファンの投票により受賞者が決定される。だが『フランス・フットボール』誌が主催するバロンドールは、各国メディアの記者による投票で受賞者が決まるという違いがある。
メッシは今回のFIFA投票で、代表監督、代表キャプテン、ファンからはいずれも最多の票を獲得。だがメディア投票ではファン・ダイクが最多得票であり、メッシは2位止まりだった。メディアからの支持を基準とすれば、バロンドールの最有力候補はメッシではなくファン・ダイクと言えるかもしれない。
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