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中島翔哉、中2日のカップ戦で先発のチャンス到来か。 ポルト監督「変更があるかも」

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
ポルトの中島翔哉はサンタ・クララ戦に途中出場した【写真:Getty Images】

 中島翔哉にようやく先発出場のチャンスが回ってくるかもしれない。

 現地22日に行われたポルトガル1部リーグの第6節で、ポルトはサンタ・クララを2-0で退けた。そして次なる相手はまたもサンタ・クララ。中2日でのタッサ・ダ・リーガ第3ラウンド・グループDの初戦で、両チームは再戦する。

 中島は22日の試合に66分から途中出場し、公式戦2試合ぶりのピッチに立った。ポルトはリーグ戦と国内外のカップ戦が続く連戦の中で先発メンバーのほとんどを固定しており、彼らの疲労が目立ってきた状況での起用だった。

 とはいえ、それでも勝つのがポルトというビッグクラブに課された使命。序盤からサンタ・クララに主導権を握らせずに公式戦6連勝を達成した。ポルトのセルジオ・コンセイソン監督は試合後の記者会見で「他のチームにもクオリティがあり、彼らも同じように戦ってくるが、我々は90と数分間にわたって成熟し、危険で、非常にバランスの取れたチームだったと思う。我々は自分たちがイメージしていたチームとなった」と勝利を重ねるうえでの手応えを語った。

 だが、選手たちもずっと試合に出続ければ疲労が溜まっていく。実際、22日のサンタ・クララ戦では左サイドで継続的に出番を与えられているFWルイス・ディアスはここ数試合で最も存在感が希薄で、右サイドバック起用が続くFWヘスス・コロナも76分に足をつってDFシャンセル・ムベンバとの交代を余儀なくされた。

 ポルトはここ数試合、後半の早い時間帯に全体の運動量が落ちて間延びし始めるのも課題の1つとして抱えている。そういう意味でも中2日で迎える国内カップ戦でのサンタ・クララとの再戦では、先発メンバーを大幅に入れ替える可能性もあるだろう。

 次戦での選手起用についてコンセイソン監督は「勝って次に進めるチームを作る。もちろん変更があるかもしれない」と、先発イレブンの入れ替えを示唆した。ウィングの人材は豊富とは言えないため、中島が先発起用される可能性も十分にあるだろう。

 66分からの途中出場で戦う姿勢を見せ、試合終了後にはコンセイソン監督から熱い抱擁で称えられた中島は期待に応えられるか。大きなチャンスがすぐそこに待っている。

(取材・文:舩木渉【ポルトガル】)

【了】

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