ボローニャの冨安健洋【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋が地元紙『レスト・デル・カルリーノ』の20日付インタビューに答え、ボローニャ移籍を選んだ理由やチームの現状、今後の目標などについて語った。
冨安はベルギー1部のシント=トロイデンからの完全移籍で今季ボローニャに加入。これまで公式戦4試合全てに先発フル出場し、リーグ戦で2度のマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど順調なスタートを切ることに成功している。
他にも多くのオファーを受けた中からボローニャを選んだ理由について、「僕のことを一番欲しがってくれていると思えたから。ここで成長できるチャンスがあると思いました」と冨安。イタリアで長年プレーした長友佑都とも話をして、「セリエAは厳しいがプラスになる」と移籍を勧められたという。
ボローニャにはかつて元日本代表の中田英寿氏が在籍したこともあったが、冨安は「知ってはいますが直接会ったことはありません」とのこと。ボローニャを率いたこともある元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏とも会ったことはないと話している。
シニシャ・ミハイロビッチ監督が白血病の治療のためチームを離れている現状については「こんな状況は初めてです」としながらも、チームと監督の結びつきの強さが感じられることを強調。先日のブレシア戦勝利後にチームが病院を訪れたことについては「誰が言い出したのかは分かりませんが、素晴らしいことでした。僕らは本当にファミリーです」と話している。
ボローニャはセリエAで現在2位と好調な戦いをみせている。「まだ3試合を戦っただけです。まだまだ改善すべきことがたくさんあります」としつつ、「僕らはヨーロッパリーグに出場したいと思っています」と冨安はチームの目標に言及。個人的な目標としては「できるだけ多く出場したい。そうすれば成長できると分かっていますので」と語っている。
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