デポルティボの柴崎岳【写真:ムツ・カワモリ】
セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第6節のデポルティボ対ヌマンシア戦が現地時間18日に行われ、3-3のドローに終わった。デポルティボの日本代表MF柴崎岳は先発で出場し、59分に交代している。
日本代表からクラブに戻ったあと2試合連続の先発となった柴崎。デポルティボが0-1で前半を折り返し、後半立ち上がりから立て続けに2点を奪って2-1と逆転したあと、最初の交代選手としてベンチに下がった。その後PKでもう1点を加えたデポルティボだが、終了間際に2点を奪われて追いつかれ、勝利を逃す結果となった。
この日の柴崎のパフォーマンスに対し、スペインメディアは厳しい評価を下している。『エル・デスマルケ』はチーム最低タイとなる「4」の採点をつけた。「しっかりプレスはかけていたが、このチームでまだ主役になりきれていない。あまり貢献できなかった」と評している。
『アス』紙でも柴崎の苦戦を伝えている。「アンケラ(監督)のイレブンの中でなかなか居場所を見つけられていない。プレスをかける際に非常に苦しんでおり、ボールを持って存在感を発揮することもほとんどできず」と寸評を記した。
デポルティボ専門メディア『リアソール.org』のユーザー平均採点でも「3」とチーム内で2番目に低い。「今回も輝けず。日本代表の試合のせいなのか、ピッチ上のポジションのせいなのか、期待されていたようなガクの姿はまだ見られない」と評されている。
開幕戦でのプレーで高い評価を受けた柴崎だが、その後出場した試合では低評価が続いている。チームも開幕戦以来白星無しと苦戦が続いているが、ここから巻き返すことができるだろうか。
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