鹿島アントラーズ対広州恒大【写真:Getty Images】
【鹿島アントラーズ 1-1 広州恒大 ACL準々決勝2ndレグ】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝2ndレグの鹿島アントラーズ対広州恒大戦が18日に行われ、1-1の引き分けに終わった。2試合合計スコアは1-1となり、アウェイゴール数で上回る広州恒大が準決勝進出を果たした。
中国の強豪広州恒大に対し、敵地での1stレグではアウェイゴールを奪えず0-0で引き分けていた鹿島。2ndレグでは、0-0でのPK戦突入を除けば勝利を収めることが準決勝進出への必須条件だった。
ゴールが必要な鹿島は序盤から積極的に攻め立てる。12分には伊藤翔のヘディングが惜しくもゴール上へ。14分のレオ・シルバのシュートはGKの好守に阻まれる。32分にはFKから繋いだボールをセルジーニョがオーバーヘッドで狙ったが、GKの虚を突いたボールはわずかに左ポストの外に逸れた。
だが40分、セットプレーからのワンチャンスを活かした広州が先制点を奪う。左CKからのクロスにニアポストで合わせたアンデルソン・タリスカが強烈なヘディングを叩き込んだ。これで鹿島が突破するためには少なくとも2点が必要となる。
後半立ち上がり、鹿島は早い時間帯のうちに1点を返すことに成功。エリア手前左側から右足で狙ったレオ・シルバのシュートが、セルジーニョの体に当たってコースを変えゴールネットに収まった。
その後も鹿島は優勢に試合を進め、逆転に必要なもう1点を狙いにいく。相馬勇紀と上田綺世を交代で送り出したあと、75分には勝ち越しゴールまであと一歩に迫ったが、セルジーニョがエリア前から丁寧に狙った左足シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
最後まで諦めない姿勢を見せた鹿島だが、あと1点は生まれずタイムアップ。準々決勝敗退に終わり、アジア連覇の夢は絶たれた。広州恒大は準決勝で浦和レッズと対戦する。
【得点者】
40分 0-1 アンデルソン・タリスカ(広州)
51分 1-1 セルジーニョ(鹿島)
【了】