ザルツブルクのアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)E組第1節のザルツブルク対ヘンクが現地時間17日に行われ、ホームのザルツブルクが6-2で勝利を収めた。ザルツブルクのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドはこの試合でハットトリックを達成している。
ハーランドは開始わずか2分、南野拓実からのスルーパスを受けて先制点を記録。34分にも南野が起点となったプレーから2点目を奪い、45分にも3点目を加えて前半だけでハットトリックを達成した。
19歳58日のハーランドは、CLにおいてラウール氏(18歳113日)とウェイン・ルーニー(18歳340日)に次いで大会史上3番目となる若さでのハットトリックを達成。また、CLデビュー戦で3得点以上を挙げた選手としては大会史上8人目となった。
英『BBC』などによれば、過去にCLデビュー戦でハットトリックを達成したのはマルコ・ファン・バステン氏(ミラン)、ファウスティーノ・アスプリージャ氏(ニューカッスル)、ヤクブ・アイエグベニ氏(マッカビ・ハイファ)、ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)、ビンチェンツォ・イアクインタ氏(ウディネーゼ)、グラフィチ氏(ヴォルフスブルク)、ヤシン・ブラヒミ(ポルト)の7人。ファン・バステン氏はCLデビュー戦で4点を挙げた唯一の例となっている。(括弧内は記録時の所属チーム)
また、ハーランドは先発出場して前半2分で先制点を挙げたが、CLデビューから2分までに初ゴールを記録した選手はわずか3人目。過去にはアンドレアス・メラー氏(ボルシア・ドルトムント)とエリアキム・マンガラ(スタンダール・リエージュ)が達成していた。
ハーランドは今季のオーストリア国内リーグでも7試合11得点と驚異的なペースでゴールを量産中。公式戦合計では9試合で4回のハットトリックを達成して計17ゴールを挙げている。5月のU-20ワールドカップでも大会新記録となる1試合9得点を叩き出すなど、数々の記録を塗り替えつつある。
【了】