1位
ブレシアに所属するサンドロ・トナーリの能力値や昨季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】
1位:サンドロ・トナーリ(ブレシア/イタリア代表)
生年月日:2000年5月8日(19歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
ポジション:MF
昨季リーグ戦成績:34試合出場/3得点7アシスト
恐らく、いまイタリア国内で最も注目を浴びている選手と言えるだろう。ブレシアに所属するサンドロ・トナーリは、すでに世界中から高い評価を得ているアッズーリの未来だ。
典型的なレジスタ。トナーリのプレースタイルを表現するにはこの言葉だけで十分だと言える。左右両足で質の高いパスを供給することができ、チーム全体のリズムを操る。空間認知に優れ、そのパスで味方を“動かす”ことができる。フリーキックの精度も申し分んなく、ベテランのような落ち着きぶりがすでに備わっている。「アンドレア・ピルロの後継者」といった呼び声は高いが、そのプレーと見た目はピルロそのものだと言える。
2017/18シーズンにブレシアのトップチーム昇格を果たしたトナーリは、以降継続してピッチに立つようになり、リーグ戦で19試合出場2得点2アシストという成績を残している。昨季も主力としてチームのために汗をかき続けた同選手はリーグ戦34試合に出場して3得点7アシストの結果を残し、見事ブレシアをセリエA昇格&セリエB優勝へと導いた。
昨年11月には18歳にしてイタリア代表初招集を受けたトナーリ。未だ代表での出場はないが、デビューを飾る日はそう遠くないだろう。来年のEURO(欧州選手権)はもちろん、3年後のカタールワールドカップで活躍が期待される選手の一人だ。
ユベントス、インテル、ミラン、ローマといった国内クラブ、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマンなども獲得を狙っているというトナーリは、今夏にブレシア残留を決意。今季チームの目標であるセリエA残留に、どこまで貢献することができるだろうか。
【了】