5位
カリアリに所属するセバスティアン・ヴァルキエヴィツの能力値や昨季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】
5位:セバスティアン・ヴァルキエヴィツ(カリアリ/U-21ポーランド代表)
生年月日:2000年4月5日(19歳)
市場価格:400万ユーロ(約4億8000万円)
ポジション:DF
昨季リーグ戦成績:29試合出場/1得点1アシスト(ポゴニ・シュチェチン)
ポーランド期待の若手ディフェンダーは、国内屈指の名門であるレギア・ワルシャワの下部組織出身。同クラブではセントラル・ユースリーグ・イーストで19試合に出場し、DFながら2得点を残すなどまずまずの成績を収めた。が、トップチーム昇格を掴み取るまでには至らず、2017/18シーズンにポゴニ・シュチェチンの下部組織へと移籍する。これが、結果的に同選手の運命を変えることになった。
新天地でプレーすることが決まったヴァルキエヴィツは、加入からまもなくしてレギュラーに定着。リーグ戦では4試合終了で1失点というチームの堅守を支えるなど、さっそくピッチ上で申し分ないパフォーマンスを残した。その活躍が認められ、2017/18シーズン途中にはトップチームデビューも果たしたのだ。
そして昨季は、完全にトップチームへ定着。リーグ戦では29試合で1得点1アシストの成績を収めるなど攻守両面でその存在感を光らせ、国内外の様々なクラブから興味を示されるようになった。実際、昨年冬にはアーセナルやリバプールが獲得のターゲットとして注目していたと報道されており、イギリス紙『ザ・サン』によるとアーセナルは何度かポゴニ・シュチェチンの試合にスカウトを派遣していたという。それほど注目度は高く、能力がある選手ということだ。
スピード、足下の技術などは平均的だが、身長188cm、体重80kgの体躯を生かした対人戦の強さは申し分ない。本職のセンターバック以外にもアンカーとして起用できる柔軟性も兼ね備えている。まだポーランド代表デビューを飾ることができていないが、今後、同国の守備の要になることは間違いない。
今季より所属するカリアリではまだリーグ戦の出場がない(第3節終了時点)ものの、果たしてイタリアの地でどのような活躍を見せるだろうか。