PSVのドニエル・マレン【写真:Getty Images】
オランダ・エールディビジ第6節のPSV対フィテッセ戦が現地時間14日に行われ、ホームのPSVが5-0で勝利を収めた。PSVの5得点全てを、FWドニエル・マレンが一人で叩き出している。
フローニンゲンからPSVに移籍した日本代表MF堂安律も交代出場でデビューを飾ったが、試合の圧倒的な主役となったのは20歳のオランダ代表。前半に2得点を挙げ、後半開始直後にハットトリックを達成すると、終盤にもさらに2ゴールを加えた。
クラブ公式サイトやオランダメディアによれば、1試合5得点を記録した選手はPSVの歴史上わずか3人目。過去には1959年にクーン・ディレン氏、1964年にベルト・テウニッセン氏が達成したのみであり、マレンは55年ぶりの快挙となった。
エールディビジの最多記録は、ヘーレンフェーンに在籍した元ブラジル代表FWのアフォンソ・アウベス氏が保持している。2007年にヘラクレスに9-0の勝利を収めた試合で7得点を挙げ、それまでマルコ・ファン・バステン氏が保持していた1試合6得点の記録を上回った。
昨季のPSVで公式戦11得点を挙げていたマレンだが、今季はこれで早くも9得点。今月6日にはEURO2020予選のドイツ戦でオランダ代表にもデビューしていきなり初ゴールを挙げており、新世代のスターとして頭角を現している。
【了】