ベガルタ仙台【写真:Getty Images】
【北海道コンサドーレ札幌 1-3 ベガルタ仙台 J1第26節】
明治安田生命J1リーグ第26節の北海道コンサドーレ札幌対ベガルタ仙台戦が14日に行われ、アウェイの仙台が3-1で勝利を収めた。
ここ4試合白星がなく、プレーオフ圏の16位サガン鳥栖との差がわずか1ポイントにまで縮まっていた15位仙台。だが永戸勝也の直接FKやハモン・ロペスのシュートなどで前半から札幌ゴールを脅かすと、32分には先制点を奪うことに成功する。
自陣内右サイドでボールを奪った仙台はそこからカウンターを開始。長沢駿からのパスを受けたハモン・ロペスが一旦ボールを失いかけながらもシュートに持ち込むと、GKク・ソンユンがセーブしてこぼれたボールに松下佳貴が反応して押し込んだ。
1点ビハインドで折り返した札幌だが、後半立ち上がりには同点に。50分、チャナティップからのパスを受けた荒野拓馬がエリア手前正面で右足を振り抜き、DFの足にも当たったボールが鋭い弾道を描いてゴール右に突き刺さった。荒野はJ1での初ゴールとなる。
だが仙台はわずか3分後に再びリードを奪い返す。右CKから永戸の上げたボールにシマオ・マテが飛び込み、ゴール正面から強烈なヘディングシュート。ク・ソンユンの手を弾いたボールがネットに収まる。
さらに85分、再び右CKから永戸が正確なクロスを入れ、ハモン・ロペスが押し込んで仙台が3点目。そのまま3-1で仙台が5試合ぶりの白星を上げ、残留に向けて大きな勝ち点3を手に入れた。
札幌は逆に5試合ぶりの黒星。しかも次節の鹿島アントラーズ戦では、警告累積により鈴木武蔵とジェイを欠いての戦いとなる。
【得点者】
32分 0-1 松下佳貴(仙台)
50分 1-1 荒野拓馬(札幌)
53分 1-2 シマオ・マテ(仙台)
85分 1-3 ハモン・ロペス(仙台)
【了】