ガンバ大阪対サガン鳥栖
ガンバ大阪に加入したマルケル・スサエタ【写真:Getty Images】
注目カード(明治安田生命J1リーグ)
ガンバ大阪対サガン鳥栖 9月14日 19:00
注目選手
MF:マルケル・スサエタ(G大阪)
FW宇佐美貴史、FWパトリック、MF井手口陽介ら今夏に実力者を呼び戻したガンバ大阪であったが、なかなか苦しい状況から抜け出せずにいる。横浜F・マリノスと対戦した前節は、DFティーラトン、FWマルコス・ジュニオールに得点を許しリードを2点に広げられ、その後、MF小野瀬康介が1点を返すもののMF遠藤渓太にダメ押しとなる3点目を献上し、1-3で敗北。これでG大阪はリーグ戦6試合勝利から見放される結果になった。
ただ、同6試合中敗れたのは前節のマリノス戦のみ。その他の5試合はすべてドローとなっているが、深刻なのはうち4試合で先制しながら勝ち切れていないということ。とくに試合終盤に喫する失点が多く、勝ち点2を落とすといった状況が続いている。J1参入プレーオフ出場圏の16位・サガン鳥栖との勝ち点差はわずか「1」。いち早くこの暗いトンネルから抜け出したいところだ。
そんなG大阪に今夏、また新たな選手が加わった。元スペイン代表MFのマルケル・スサエタである。
スサエタは1987年12月14日生まれの現在31歳。2012年にはビセンテ・デル・ボスケ監督の下スペイン代表にも招集され、親善試合のパナマ戦で代表初ゴールも決めた実力者だ。クラブはアスレティック・ビルバオ一筋で、2007/08シーズンにトップチーム昇格後、実に12年を同クラブで過ごしている。A・ビルバオでは公式戦507試合の出場で56得点87アシストという成績を収め、キャプテンも務めるなどまさにクラブの象徴的選手であった。
ドリブルでの打開力はいまなお健在で、守備にも尽力的だ。ゴール前でのアイデアも豊富で、ラストパスの質も極めて高い。G大阪にとっては頼もしい新加入選手となりそうだ。
そんなスサエタは早ければ14日のサガン鳥栖戦でJリーグデビューを果たすかもしれない。この一戦はG大阪にとって残留を果たす上で重要な試合となることが予想されるが、果たしてスペイン人MFはいきなりチームを救う活躍を見せるのだろうか。