岡崎慎司【写真:Getty Images】
スペイン2部のウエスカに加入した日本代表FW岡崎慎司の入団会見およびホームスタジアムでのお披露目が現地時間12日に行われた。地元紙『エラルド』や大手紙『マルカ』、『アス』などスペイン複数メディアがその様子を伝えている。
7月末には同じスペイン2部のマラガに加入した岡崎だが、登録問題のため試合に出場できないまま1ヶ月あまりで退団。改めてウエスカに加入し、8日に行われたスポルティング・ヒホン戦に交代出場して新天地デビューを飾った。
それから数日を経て、改めて正式な形での入団発表が行われた。レスター・シティでのプレミアリーグ優勝や、日本代表での3回のワールドカップ出場など実績豊富な岡崎に対して現地メディアやファンからの注目度や期待度は非常に高く、入団発表にも約2000人のファンが集まって岡崎を歓迎した。
『マルカ』によれば入団発表に集まったファンの人数としてはウエスカの歴史上最多であり、「クラブ史上最もマルチメディア的な入団発表」だったとも述べられている。『エラルド』も「過去のウエスカの入団発表では夢見ることすらできなかった人数」とファンの熱狂ぶりについて伝えた。
「1部に昇格したいと思っていますし、(2部)チャンピオンにもなりたいと思っています。僕はFWなのでゴールを決めるのが目標です。チームのためにしっかり戦うつもりです」と岡崎は会見で新天地での意気込みを示した。レアル・サラゴサとの“アラゴンダービー”で香川真司との対戦が見込まれることについては「彼とはすごく友達ですが、スポーツは別」とコメントしている。
昨季のリーガ1部で19位となり降格したウエスカは、今季ここまで3勝1敗と再昇格に向けてある程度順調なスタートを切ることに成功している。現地時間14日に行われる第5節の試合ではアウェイでヌマンシアと対戦する。
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