エウケソン【写真:Getty Images】
カタールワールドカップ・アジア2次予選 第1節、中国代表対モルディブ代表の試合が現地時間10日に行われ、中国が5-0の勝利をおさめた。この試合で中国代表デビューを飾った30歳のFWエウケソンが、いきなり2ゴールの活躍を見せている。
エウケソンは2013年に広州恒大に加入すると、中国スーパーリーグで2年連続の得点王に輝き、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2013年と2015年の優勝に大きく貢献。2016年に移籍した上海上港で3年半を過ごしたあと、今夏から広州恒大に復帰していた。移籍後はリーグ戦7試合で7得点3アシストの活躍を見せている。
先日、中国代表メンバーが発表され、エウケソンも初招集された。今年5月には元U-19イングランド代表のMFニコ・イェナリス(帰化して中国名「李可」)が帰化選手として初のデビューを飾ったが、同選手は母親が中国系である。つまり、中国に全くルーツを持たない帰化選手としては史上初の出来事となった。
エウケソンは今回のモルディブ戦で先発出場を果たし、中国代表デビューを飾っている。試合開始して34分、中国のウー・シーが先制点を決めた。続く45分にウー・レイが追加点を決めると、64分にはヤン・スーも得点し3点差に。
そして、83分にエウケソンがPKを決めて代表初ゴールを記録。後半アディショナルタイムにもエウケソンがゴールを決め、中国は5-0の勝利をおさめている。大量得点により、シリア代表もいるグループAで首位スタートとなった。
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