アヤックスのドニー・ファン・デ・ベーク【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、今夏の移籍市場で獲得間近とも言われたアヤックスのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークに対し、来年夏に再び獲得に動くつもりであることを伝えているという。スペイン紙『アス』が8日付で報じた。
中盤の補強としてはマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバをトップターゲットとしていたマドリーだが、その“代役”としてファン・デ・ベークの獲得も試みていたようだ。個人合意に達したと報じられ、クラブ間交渉が行われていることも選手本人が認めていたが、結局移籍は実現しないまま移籍期間の終了を迎えた。
『アス』によれば、マドリーは最終的にジネディーヌ・ジダン監督の決断によりファン・デ・ベークの獲得を取りやめたという。だが来年夏に改めて獲得に動くことを考えており、本人にもそれを説明しているとのことだ。
ファン・デ・ベークは昨季のアヤックスで17得点13アシストを記録し、バルセロナへ移籍したMFフレンキー・デヨング、ユベントスへ移籍したDFマタイス・デリフトらとともにチームの躍進に大きく貢献。今季エールディビジでも3試合の出場ですでに2得点3アシストを記録している。
まだ22歳と比較的若いこともあり、アヤックスでもう1年プレーして成長することに期待するのも悪くないとマドリーは考えているようだ。今夏には5000万ユーロ(約59億5000万円)程度の移籍金が見込まれていたが、今後のパフォーマンス次第でその金額は変動する可能性があるとの見通しも伝えられている。
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