マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリーからのレンタルでマジョルカに加入した日本代表MF久保建英は、ピッチ外でもクラブに大きな波及効果をもたらしているようだ。スペイン紙『マルカ』および『アス』が6日に伝えている。
プレシーズン期間中にマドリーのトップチームに帯同し、練習や試合での好パフォーマンスにより現地メディアでも注目の存在となった久保。リーガ1部でのプレー経験を積むためマジョルカにレンタルされることになり、先週末のバレンシア戦でデビューを飾った。
これからシーズンを通してチームに貢献することが期待されているが、久保がマジョルカにもたらすものはピッチ上でのプレーだけではない。『マルカ』によればSNS上での注目度も大きな高まりを見せているという。
もともとマジョルカはSNSに力を入れているクラブであり、過去数年間にファン層の拡大を図ってきた。久保の加入発表はその流れをさらに加速させ、1週間でツイッターのフォロワー数は1万1000人以上増加、インスタグラムでは約25万件のコメントや「いいね!」が集まったと伝えられている。
『アス』によれば、マジョルカはこの“久保ブーム”を新たなビジネスチャンスとすることも画策。日本市場へのアピールを強めることを意図し、代表ウィーク中にマーケティング担当者が日本を訪れたとのことだ。
マジョルカはマドリーから久保を獲得するにあたり、レンタル料の支払いに加えて年俸の一部を負担する契約を交わしているという。その投資を日本市場からの新たな収益で回収することを目論んでいるとみられている。
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