10日に日本代表と対戦するミャンマー代表とは一体どんなチームなのだろうか【写真:Getty Images】
日本代表は5日にキリンチャレンジカップ2019でパラグアイ代表と対戦している。試合は終始日本代表がペースを握りFW大迫勇也、MF南野拓実のゴールで2-0と完勝。攻守両面でポジティブな要素が多く残る一戦となった。
そして森保ジャパンは10日、舞台をヤンゴンに移し、カタールワールドカップ・アジア2次予選の初戦でミャンマー代表と対戦する。7大会連続7回目のワールドカップ出場へ、この初戦が重要なものとなることは間違いないが、果たして日本代表はアウェイの地で勝ち点3を奪うことができるだろうか。
そんな日本代表をホームで迎え撃つミャンマー代表とは一体どういったチームなのか。ここからは、日本代表との対戦成績や直近の試合結果などを紹介していきたい。
ミャンマー代表はFIFAランキング135位、アジアサッカー連盟内で26位につけるチームだ。ワールドカップへの出場は未だないが、AFCアジアカップには1968年に一度だけ出場した経歴を持っており、同大会で準優勝という輝かしい成績も残している。また、過去には東南アジア競技大会で5連覇も果たした実績を持っている。アジアの古豪と言えるだろう。
日本代表との対戦成績は1試合で0勝0分1敗。1994年に親善試合でマッチアップしており、この時は0-5の大敗を喫している。そのため、10日のゲームは日本代表と2度目の対戦ということになる。
ミャンマー代表のここ最近の試合結果を見てみると、3月の親善試合ではチャイニーズ・タイペイ代表とインドネシア代表に勝利することができなかったが、6月にはシンガポール代表に2-1と見事勝利を収めている。しかし、5日に行われたカタールワールドカップ・アジア2次予選の初戦・モンゴル戦は0-1で敗北。スタートダッシュに失敗する形となっている。
ミャンマー代表の基本システムは4-4-2と思われる。そんなチームの中心となるのが、FWアウン・トゥ。タイのムアントン・ユナイテッドに所属する23歳の小柄な同選手は、過去にU-20ミャンマー代表を初のFIFA U-20ワールドカップ出場に導いた実力者だ。同チームでは19試合で12得点という成績を叩き出すなど、欠かせない存在となっていた。フル代表には2015年から招集されているが、こちらでも34試合で8得点とまずまずの結果を残している。背番号は「9」。日本代表からすると、格下とはいえ注意を払う必要があるだろう。
チームを率いるのはモンテネグロ人のミオドラグ・ラドゥロヴィッチ。過去にロシアのディナモ・モスクワでアシスタントコーチを務め、最近ではレバノン代表をAFCアジアカップ2019に出場させるなど、確かな手腕を持っている。日本代表戦ではどのようなことを準備してくるのか。
アジア2次予選の初戦であったモンゴル戦を落としたミャンマー代表。日本代表戦にも敗れるとさっそく崖っぷちに立たされることになるが、果たしてどのようなパフォーマンスを見せるか。
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