ロメル・ルカク【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのインテルに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクがサッカー界で相次いで起こっている人種差別問題に自身のインスタグラムで反応した。現地時間の2日にスペイン『アス』などもルカクのコメントを引用して伝えている。
現地時間の1日に行われたセリエA第2節のカリアリ戦でインテルは2-1の勝利を収めている。この試合の72分に決めたルカクのPKが決勝ゴールとなっている。人種差別的なチャントは、このPKの際に行われた。ルカクがPKを蹴る前にカリアリサポーターは、ルカクに対してプレッシャーをかける。だがその際に、人種差別的なチャントをカリアリサポーターが行なったという。
人種差別はサッカー界で頻繁に起きていて、エバートンに所属するイタリア代表FWモイーズ・キーンがユベントス時代の今年4月の試合でも人種差別的なチャントをカリアリサポーターから受けた。また、イングランドではトッテナムDFダニー・ローズやマンチェスター・シティFWラヒーム・スターリングなども度々人種差別を受けている。
この終わらないサッカー界の人種差別問題に関してルカクはインスタグラムで「みんな、2019年は前進ではなく、後退している。僕ら選手たちが、クリーンな試合とみんなの喜びを守るためにもこの問題に対して結束して声明を出すべきだと僕は思う」などとコメントした。
サッカー界でなくならない人種差別問題。いつまで続くのだろうか…。
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