パリ・サンジェルマンのネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールは、古巣バルセロナへの復帰を断念し、PSGに残留することを決意したという。仏紙『レキップ』が1日付で伝えている。
バルサは2年前にPSGへ移籍したネイマールの再獲得を目指し、交渉を行ってきた。だがPSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)は先日、バルサからオファーを受けたことは認めながらも、PSGにとって満足できる条件ではなく合意はしていないと主張していた。
バルサ復帰を熱望するネイマールは、移籍金の一部として2000万ユーロ(約23億4000万円)を“自己負担”してまで取引成立を画策しているとの報道もあった。だが結局、現地時間2日の移籍市場終了を待たずに古巣復帰を断念することを決めたとみられている。
ネイマールはPSGとバルサの両クラブや家族に、パリに残ることを決めたと伝えたという。少なくともあと1年間はPSGでプレーを続けることになると見込まれている。
レオナルドSDは、移籍騒動を通してクラブとネイマールの関係が悪化していることも認めていた。PSGに残留するとすれば、その関係の修復も重要な課題となりそうだ。
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