岡崎慎司【写真:Getty Images】
スペイン2部のマラガに加入した日本代表FW岡崎慎司だが、クラブの抱える問題のため依然として正式な選手登録ができず、公式戦に出場できない状態が続いている。夏の移籍市場終了前に他クラブへ移籍する可能性も取りざたされ始めた。
岡崎のマラガ加入が発表されたのは先月30日だが、それから1ヶ月が経過しても選手登録は完了していない。マラガはリーガにより課されたサラリーキャップを超過した状態にあり、新たな選手を登録できない状況だが、その問題解消に向けた動きは滞っているようだ。
岡崎はセグンダ・ディビシオン(2部)開幕から2試合を欠場。現地時間1日に行われるジローナ戦に向けた招集メンバーからも外れており、今週末もデビューは見送られることが確定している。
地元紙『ディアリオ・スール』は、岡崎側がこの状況に対して不安と苛立ちを募らせていると伝えている。代理人も状況把握にあたるため現地入りしたとのことだ。
『ラ・オピニオン・デ・マラガ』によれば、2日に閉じる夏の移籍市場の終了前に他クラブが岡崎の獲得を試みる動きもあるという。同じスペイン2部のウエスカがオファーを提示して状況を注視しているほか、岡崎に関心を示すクラブは他にもあると述べている。
岡崎自身は、チームメートやファンなどから温かく歓迎されたこともあり、基本的にはマラガでデビューを待つことを望んでいるとみられる。だがプレーできる見通しが立たないようであれば、今後2日間で何かが起こることもあり得るのかもしれない。
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