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ビルドアップ能力に長けるニック・フィールヘフェール【写真:Getty Images】
ニック・フィールヘフェール(オランダ代表/背番号4)
生年月日:1989年8月3日(30歳)
昨季リーグ戦成績:34試合出場/3得点1アシスト
昨季アヤックスから加入した国内屈指のセンターバック。身長は183cmと大柄ではないが、ビルドアップの能力に長けており、最終ラインからチームに安定感を与えられる存在だ。本職のCB以外にも中盤底やサイドバックとしてもプレー可能という柔軟性も兼ね備えており、隙を見たドリブルでの攻め上がりも同選手の特長である。
アヤックスから加入した昨季はリーグ戦とチャンピオンズリーグで全試合出場を果たすなど瞬く間に守備の要となった背番号4。オランダ代表にも招集された経験を持つ不動のCBは今季も主力としてチームを束ねることが求められるはず。現在はリーグ戦3試合でスタメン出場を果たしているが、今後も引き続きピッチに立つことになるだろう。
今夏シュツットガルトから加入したティモ・バウムガルトル【写真:Getty Images】
ティモ・バウムガルトル(ドイツ/背番号5)
生年月日:1996年3月6日(23歳)
昨季リーグ戦成績:18試合出場/1得点0アシスト(シュツットガルト)
エールディビジ第1節ではオーストラリア代表のトレント・セインズベリーが2CBの一角を務めたが、以降2試合はこの男が最終ラインに君臨している。その人物こそ、今季シュツットガルトから加入した若きセンターバックのティモ・バウムガルトルである。2019/20シーズンからPSVの新たな守備の中心プレイヤーとなる可能性が高い同選手は、将来のドイツ代表入りも期待されている。
身長は190cmと大柄で、空中戦や対人戦には確かな自信を持っている。危険と見れば身体を投げ出してシュートやパスをブロックする泥臭いプレーも厭わず、90分間高い集中力を保って相手攻撃陣を無力化できる選手だ。各年代別ドイツ代表としてのプレー経験も豊富な同選手は、オランダの強豪で世界にその力を示したいところだろう。
オランダ代表のDFデンゼル・ドゥムフリース【写真:Getty Images】
デンゼル・ドゥムフリース(オランダ代表/背番号22)
生年月日:1996年4月18日(23歳)
昨季リーグ戦成績:34試合出場/4得点7アシスト
オランダ代表のデンゼル・ドゥムフリースは身長188cm、体重80kgの体躯を誇るPSV不動の右サイドバックの選手である。ヘーレンフェーンから加入した昨季にさっそくレギュラーの座に定着すると、リーグ戦ではDFながら4得点7アシストの成績を収めるなど圧巻のパフォーマンスを披露している。無尽蔵のスタミナを兼備し、90分間欠かさずサイドを疾走する同選手の働きは、PSVにとって大きな武器になっていると言えるだろう。
今季も右サイドバックのファーストチョイスとして活躍が期待される同選手は、現在までにリーグ戦全3試合に出場。第1節のトゥエンテ戦ではさっそくゴールも決めるなど、持ち味の攻撃力を生かした。右ウィングでの起用が予想される堂安律は、この選手とどこまで確かな連係を築けるのかがPSVに定着するためのポイントになるかもしれない。
チェコ人の若手選手であるミハル・サディレク【写真:Getty Images】
ミハル・サディレク(チェコ/背番号32)
生年月日:1999年5月31日(20歳)
昨季リーグ戦成績:11試合出場/1得点1アシスト
昨季はスペイン人のアンヘリーニョが左サイドバックのファーストチョイスとなっていたPSVであるが、今夏に同選手はマンチェスター・シティへと旅立った。その中で新たな左サイドの主力となりそうなのがチェコ人のミハル・サディレクである。本職はMFの選手であるが、今季のリーグ戦第1節でサイドバックとして起用されると、攻守両面に渡りハードにプレー。マルク・ファン・ボメル監督にアピールすると、翌第2節ではアシストを記録するなど結果も残した。
身長は169cmと小柄ながら、豊富な運動量を武器に常にボールへ絡むことができる選手だ。先にも記した通り攻守においてハードにプレーできる存在であり、MFらしい巧みなボールコントロールも魅力的。左足から放たれるクロスはチームの攻撃を活性化させる上で重要なものとなるだろう。まだ20歳と若いが、ブレイクの予感はすでに漂っている。