元アスレティック・ビルバオのマルケル・スサエタ【写真:Getty Images】
昨季限りでスペイン1部のアスレティック・ビルバオを退団した元スペイン代表MFマルケル・スサエタが、Jリーグクラブへの加入に近づいているという。ビルバオ地元紙『エル・コレオ』などが28日付で伝えた。
現在31歳のスサエタはビルバオの下部組織で育ち、同クラブ一筋のキャリアを過ごしてきた。ビルバオではクラブ歴代5位となる公式戦500試合以上に出場し、欧州カップにおけるクラブ歴代最多出場も達成している。
2012年にはスペイン代表にも招集を受け、デビュー戦で初ゴールを挙げた。2018/19シーズンは公式戦25試合に出場したが、下部組織を含めて22年間を過ごしたクラブに別れを告げることになった。
スペインメディアによれば、そのスサエタの獲得に日本の複数クラブが関心を示しているようだ。『エル・コレオ』は横浜F・マリノスとセレッソ大阪を含む3クラブが関心と伝えている。3つ目のクラブは不明だが、横浜FMとC大阪の2クラブが有利な状況だという。一方バスク公共放送『EITB』は、スサエタが「ガンバ大阪でプレーする」と伝えている。
ビルバオと敵として戦いたくないスサエタは、スペイン国内の他クラブから届いたオファーは全て拒否。北米MLS(メジャーリーグサッカー)やオーストラリアからもオファーがあったが、日本からのオファーに応じる可能性が高くなったとみられている。本人も日本行きに乗り気であり、移籍はまもなく決定する可能性があるとも伝えられている。
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