レアル・マドリーのロドリゴ・ゴエス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属する18歳のブラジル人FWロドリゴ・ゴエスは、現時点では他クラブへレンタルされることはなく、マドリーに残留する見通しだという。スペイン紙『アス』が26日に伝えた。
今季のプレシーズンでは、同じ新加入の日本代表MF久保建英とともに好プレーを見せて高い評価を受けたロドリゴ。当初は両者ともカスティージャ(Bチーム)でプレーを開始しつつトップチーム入りを目指すことが見込まれていた。
だが、久保はリーガ1部でのプレー経験を積むためマジョルカへのレンタルが決定。ロドリゴにも同様にレンタルの可能性が浮上していると報じられていた。
『アス』によれば、久保がマジョルカへ移籍したあと、同様の形でロドリゴの獲得を希望する他クラブからのオファーが殺到したという。だがマドリーはそれらのオファーを全て断ったとみられている。
マドリーはロドリゴに対しては久保と同じ形ではなく、昨季のヴィニシウス・ジュニオールのように、カスティージャから徐々にトップチームに組み込む形を考えているようだ。久保を失ったカスティージャの戦力として起用するためにも、他クラブへのレンタルは望んでいないとのことだ。
ウルグアイのMFフェデリコ・バルベルデがスペインのパスポート取得を完了すれば、ロドリゴがマドリーでプレーする上でのEU外外国人枠の問題もなくなる。関心が噂されるパリ・サンジェルマンのFWネイマールの獲得に成功したとすれば状況は変わってくるが、現時点ではその可能性も薄いとみられている。
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