レアル・ソシエダのマルティン・ウーデゴー【写真:Getty Images】
レアル・マドリーからレアル・ソシエダにレンタルされているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーは、現地時間25日に行われたリーガエスパニョーラ第2節のマジョルカ戦で決勝ゴールを挙げた。来季以降のマドリー復帰に向けた期待も高まっている。
15歳でプロデビューと代表デビューを飾って“神童”として注目を集め、2015年1月にマドリーに加入したウーデゴー。カスティージャ(Bチーム)に所属しつつトップチームの練習に参加していたことや、経験を積むため他クラブへのレンタルを希望したことなどの共通点により、今季からマドリーに加入した日本代表MF久保建英が参考(あるいは教訓)にすべき前例としてスペインメディアで比較されることもある。
25日の試合はそのウーデゴーと、マジョルカへレンタルされた久保との対戦になる可能性があるという意味でも注目されていた。結局久保はベンチ外でデビューお預けとなったが、その久保もスタンドから見守る中でウーデゴーが試合を決める働きを見せた。
83分、ウーデゴーはソシエダの自陣からの長いカウンターの起点になったあと、ゴール前に走り込んでリターンパスを受ける。ファーストタッチで鮮やかにDFをかわし、決勝点となるゴールを冷静に蹴り込んだ。リーガ1部では自身初のゴールとなった。
スペイン紙『アス』は「マドリーに足りないものを全て持っている」とウーデゴーのファインゴールを称賛。来夏にはマドリーに復帰し、いよいよ本格的にマドリーでのプレーをスタートさせる可能性もあるのではないかとの見通しも示している。
ソシエダへのレンタル契約は1年間+オプション1年間となっているが、マドリー側が望むのであれば来夏に帰還させることは可能だという。将来的には、マドリーのトップチームで久保と共演するような未来もあり得るのかもしれない。
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