レアル・サラゴサの香川真司【写真:Getty Images】
スペイン2部のレアル・サラゴサに所属するMF香川真司は、現地時間25日に行われたセグンダ・ディビシオン第2節のポンフェラディーナ戦で移籍を初ゴールを記録した。現地メディアはこの試合の香川のパフォーマンスを絶賛している。
開幕戦に続いて先発で出場した香川は59分、右サイドからのクロスをエリア内左側で受けて右足シュート。DFにブロックされたこぼれ球に反応し、左足での2本目のシュートをネットに収めた。71分にその香川がベンチに下がったあと、サラゴサは終盤に同点ゴールを許し、試合は1-1のドローに終わっている。
スペインメディア『エル・デスマルケ』はこの試合の香川に対し、チーム最高タイとなる採点「8」をつけ、「ラストパスやボールキープに何度も才能のきらめきを見せた」と称賛。地元メディア『スポルト・アラゴン』も同じく最高タイの採点「8」とし、「非常に積極的にラインの間に顔を出し、プレーの組み立てに参加するため何度も下がっていた。素晴らしいクオリティーを披露した」と評している。
地元紙『エラルド・デ・アラゴン』も「香川が中心に」とこの試合での活躍ぶりについて報道。「この日曜日のピッチ上で決定的な役割を演じた」「彼クラスの選手は、2部ならなおさらのこと、スタイルも結果も決定づけることができる」などと記している。
「まだフィジカルは最高レベルではない」と、コンディションがピークには届いていないことを指摘する見方もある。だが後半半ばにその香川を交代させたことが、サラゴサが勝利を逃す結果に繋がったとも考えられている。
「サラゴサは香川の交代後にペースダウンしてしまった」と地元メディア『アラゴン・デポルテ』は記述。『エラルド』も「失点は日本のスターを下げた後に決められた。存在も不在も、間違いなくこの試合の主役だった」と香川の影響力の大きさを強調している。
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