久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのBチームにあたるカスティージャを率いるラウール・ゴンサレス監督は、マジョルカへレンタル移籍した日本代表MF久保建英は「トップチームの選手だった」としつつ、新天地での活躍に向けてエールを送った。スペイン紙『アス』などが同監督のコメントを伝えている。
移籍決定時にはカスティージャへの入団が発表されながらも、マドリーのトップチームでプレシーズンを過ごしてきた久保。外国人枠などの問題もあって本格的なトップチーム昇格はならず、カスティージャでシーズン開幕を迎えることが見込まれていたが、リーガ1部でプレー経験を積むためマジョルカへのレンタルが決定した。
カスティージャは現地時間25日にセグンダB(スペイン3部)の開幕を迎え、アウェイでのラス・ロサス戦に1-1で引き分けた。ラウール監督は試合後に、チームを離れた久保についてもコメントしている。
「久保が我々のチームにいたのは嬉しいことだったし、彼に心からの幸運を祈っている」とラウール監督。だが「彼はトップチームの選手だった。我々は我々にやれることでそういう選手たちを助ける」とも話し、久保がクラブ内で事実上トップチームの選手だと見なされていたことをうかがわせている。ブラジル人FWロドリゴ・ゴエスについても「タケと同じ状況であり、トップチームの選手だ」と語った。
マジョルカへ移籍した久保は、現地時間25日に行われたリーガ1部第2節のレアル・ソシエダ戦ではベンチ外となり、デビューは見送り。次節のバレンシア戦以降に公式戦デビューへの期待がかかる。
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